仕事納め

今年も無事健康に年を越せ何よりです。

みなさんが農園ちいさな星を大事にしてくれたからできたことです。

本当にありがとうございます。

そして、何より作物が頑張ってくれた賜物です。

年の瀬は労いに感謝、反省、抱負などを圃場を周り樹や土、作業を手伝ってくれる機械にお酒を献盃をしています。

実りに対して自然栽培の農家が関与できることは環境を整えてあげるくらいで実際は少なく、僕自身は畑と消費者を結んでいるだけなんです…

「厳しい環境を乗り越えおいしく実ってくれてありがとう。」

この想いは変化しても忘れないようにしていきます。

また来年もよろしくお願いいたします。

農園ちいさな星 吉田こうや

2018年

専業農家として就農1年目の今年は「災」という文字が選ばれたほど、大変な年でした。

冬は大寒波が押し寄せ不作で、

春と秋は豊作で市場も作物が溢れ、野菜の価格が平年比60%と苦戦し、

夏は7月の豪雨と何度も襲ってくる台風と気温40℃超えが1か月つづき9月はほとんどの農家が出荷できない事態になるなど、

1年目にしては少々ハードでしたが、いい勉強になりました。

冬を越えるための対策も学べ、

出荷のルートも構築でき、

この暑さでも生育する作物も知れ、

農家として成長するにいい年だったんではないだろうかと振り返っています。

「つちのがっこう 」もスタートし、たくさんの失敗も洗い出されたので、

来年は今年の失敗の対策と改善をテーマに励んでいきます。

「素直に生きる」逆境ーそれはその人に与えられた尊い試練であり、この境涯にきたえられてきた人はまことに強靭である。古来、偉大なる人は、逆境にもまれながらも、不屈の精神で生き抜いた経験を数多く持っている。 まことに逆境は尊い。だが、これを尊ぶあまりに、これにとらわれ、逆境でなければ人間が完成しないと思いこむことは、一種の偏見ではなかろうか。 逆境は尊い。しかし順境も尊い。 要は逆境であれ、順境であれ、その人に与えられた境涯に素直に生きることである。謙虚の心を忘れぬことである。 素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚れを生む。 逆境、順境そのいずれをも問わぬ。それはそのときその人に与えられた一つの運命である。ただその境涯に素直に生きるがよい。 素直さは人を強く正しく聡明にする。逆境に素直に生き抜いてきた人、順境に素直に伸びてきた人、その道程は異なっても、同じ強さと正しさと聡明さを持つ。 おたがいに、とらわれることなく、甘えることなく、素直にその境涯に生きてゆきたいものである。 松下幸之助

自然派ワインのつながり

不思議と自然派ワインを好きな人はいろんな枠を超え繋がっていく。

そんなワインを愛してくれる人たちは想いを持った野菜や果物ももちろん愛してくれる。

農園ちいさな星の幸運はそんな人たちに出逢えたことだと思っています。

みなさま周年おめでとうございます。

これからも末長くよろしくお願いいたします。

未来は今の積み重ね。

各地域には人と農地の問題(担い手や耕作放棄地など)を解決するため地域営農協議会を設置しています。

いわゆる「人・農地プラン」です。

今日は新規就農者として私が営農している猿投地域の協議会に参加してきました。

事例も少ない自然栽培という農法で、また私自身は長崎から来た言わばよそ者の新参者でなかなかアウェーな会でしたが、

この会の構成員である農業委員会の会長は自然栽培に理解がある方で自分の取り組みをいつも応援してくれるし、

農政課の方は「農園ちいさな星」を可愛がってくれ、

何より会長は隣の畑の方でした。

「新規就農者の猿投地域の人農地プランへの位置付けに異論はありませんか?」との議題に対しての拍手喝采と委員長の「よし!」という声と、

会長の笑顔は忘れられません。(見ていてくれたんだ…)

沼にハマったようにボロボロになるまでもがいて虚しい時間だったけど(笑)頑張ってきてよかった。

これから少しづつですが、地域の協議会の中から自然栽培が認めてもらえるよう日々励んでいきます。

とりあえず…乾杯。

さやあかね(秋)

今シーズンの秋ジャガは早く定植すれば腐り、遅ければ小さいとなかなか苦戦するシーズンでした。そんなシーズンの結果報告と反省次への意気込みを書き記したいと思います。

結果は10a(一反)収量は約500kgでサイズは9割がSサイズでした。

ジャガイモそうか病、コメツキムシの被害は無し

定植日は9月15日彼岸頃

収穫は11月24日霜にあたり株が枯れ生育終了

今回連作2回目でしたがジャガイモそうか病の被害はありませんでした。「さやあかね」自体病害虫に強い品種なのと圃場もPHが5.5と酸性に偏っていたのも要因とも思われますが、観察を続けていきます。

コメツキムシの被害についてですが、この圃場にはコメツキムシが少ないため(というか居ない)被害は無しで、コメツキムシが多いところでは同じ方法でも食害が多いので、コメツキムシの居ない圃場でしかジャガイモは作付けできないと確認できました。

サイズについては、積算温度が足らず大きくてもMサイズでした。(春ジャガはLサイズも多くありました。)小ジャガもいいものですよ⚪︎

来年の夏はどんな暑さになるか予想できませんが、もしお盆に定植できて腐らなければもっとサイズは狙えるかなっと思いました。

夏の暑さと、9月の雨と台風、10月11月は稀に見る天気の良さだったので、同じやり方は来年も通用するものじゃありません。

長崎で研修していた時の先生は大学の教授や県内の野菜農家の栽培指導をされ経歴などで言えば超一級の方でしたが、引退される年にジャガイモの成果が上がらず「農業は最後まで勉強でした。」とおっしゃられていたのをいつも思い出しお守りのように持っています。

どうにか土壌消毒剤のいらない栽培体系が築けたらと思っています。

「さやあかね」ですが、いろんなシェフとどういう食べ方がいいか話していたら

粘りがあるので「マッシュポテト」「ポテトサラダ」向きで、

味にクセがないので「ニョッキ」は特においしいです○

「フリット」(揚げ物)はにっちょりとしてあまり向かないみたいです×

ちいさいものはオーブンで「ロースト」もおいしいです○

煮崩れしないのでこの季節は「ポトフ」や「肉じゃが」も○

土つくり

澄んだ土

あいち豊田の猿投地区の土は「伊奈川花崗岩」

基本的に農園ちいさな星の土には何も施しません。肥料・農薬、除草剤、土壌消毒剤はもちろん堆肥すら。

大きな石や根以外の有機物も除き、何年も何年も重ねてより洗練された土にしていく。

ゆっくりした時間の中で植物と共生している微生物たちも育まれていく。

そんな澄んだ土で育つ植物はただただ美しい…