またストイックなタイトルになってしまった。。
師匠と柔道の段位や帯の色の話をしていたら、何も最高段位の十段だからと言って強いかと言えばそうではなく、
どれだけ魂を捧げたか
が十段にたどり着くことに必要のようで、
畑においてもすごく共感というか似ているというかなんというか、
「おいしさ」って理論もいろいろあるんですが、
やっぱりどれだけ魂を捧げたかだと思うんですよね。
ICTとか今では技術でいくらでも計算で美味しくできるんですが、深みというか「生命」というかポテンシャルというか、「なんだこれは?」と感じるその先があるんですよね。
未だ何回かしか出会えていないんですが。。。
一番最初に経験したのは、自身で初めて植えた「ニンジン」でした。
大して好きだったわけでもなく、こだわりがあったわけでもないんですが。
勉強だ!練習だ!とお借りできた畑で育てて収穫したんですが見た目は微妙でとても売り物にはならないレベルだったんです。が、
なんとなーくパクッと食べたら…
「おいしー!」っと背すぎビビビっとなんか本能がやばいと言っているようなとても理屈で説明できない経験をしたんです。
おいしさってなんなんでしょうね?特に専門家でもない我々でもわかるけど説明はできないような「感じるもの」。
自分が自然栽培(特に無肥料)にこだわるのはこれに出会いたいからに他なりません。
またあの感覚に出会いたいのです。
もうなんと12年ぶりですが、またそんな経験をされてくれた「ニンジン」と向き合ってみます。