プラウ耕

プラウ(plow(英))=耕起する農具

とありますが、深い地層を耕すことを指すことが一般的に使われているプラウ耕。

深いところにある硬い層を砕き、空気を取り入れ土の環境を好気的にし、排水性をよくすることで病気の感染を減らし、成長を促す。

使いたい技術というのは山ほどあるんですが、なかなかコストの面だったり、実際に入手するのに難しかったり(取り扱いや、設置、法律などなど)

そんな中、展示会というのは情報収集するのに格好の場でいろいろな条件をクリアするのにノウハウを兼ねた人たちがわんさかいるわけで、

とりわけ自分は、収穫する機械や定植する機械など楽をするためにいかに安く済ませるかを情報収集したりするわけです。

やっぱり餅は餅屋で、実際に本当に必要かどうかもよく把握しており、時折まったく必要のないということもコソッと教えてくれたりするものである。

ある日の展示会では自分が所持しているトラクターでできることや今後の買い替えなどの相談をしていて、

「プラウ耕」を定期的にやりたいんですが今のトラクターは馬力が少ないのですが買い替えですか?と尋ねたところ、今のトラクターに合わせたアタッチメントを紹介してくれ、実際の自分の畑で使用できるかデモンストレーションして確認。

いや〜頼もしいぃぃぃぃ。

品質の良いもの収穫できるように少しずつ備えて成長していけたらと思います。(一気にやりたいんですが、やっぱりこういうものは時間がかかるものですね。)

デザインや設計の先生は?と聞かれたら真っ先に「デザインあ」と答えるでしょう。

先日、豊田市美術館で開催されている「デザインあ展」に行って参りました。

作品の中、テレビの中に入ったみたいでいつもソワソワしている自分の好奇心もピョンピョン飛び跳ねていました。

ゴールデンピーチ

猿投の桃で好きな品種を一つ選べと聞かれたら真っ先に「ゴールデンピーチ」と答えると思います。

黄桃系で9月頃に出回る晩成の品種で追熟までできるという理想的な性質があるのが特徴と言っても良いのではないでしょうか?

とにかく美味しく。6月からいろんな品種をリレーで食べつないでどれが良いかなんて話なんかしているとなんだかんだゴールデンピーチなんて話になるんですよね。

一般的に出回っているゴールデンピーチは「黄金桃」と一緒にされるんですが実は全く異なるもので、一般の苗木屋さんでは買えなく、JAでお願いしてから苗を作ってもらうという購入までにも2年かかってしまう途方にもない一面もあるんです。

受け取るまでの間、植え付ける畑の方も時間や手間をかけて準備。

これから3年間ありったけの想いを詰めておいしいものが届けられるように励んでいきます。

環境保全型農業も資材が揃い順調に取り組んでいけそうです!

4年目の春

2017年の12月に植えた桃「白鳳」

無肥料で今年6年生にして枝が充実してきました。近隣の慣行の栽培と比較して1年遅れぐらいの差でした。

苗からは未だデータが無く難しい挑戦でしたが、確かにここにあります。

行政からの圧力も大きく大変でしたが芯を貫いてきてよかった。

ただ、土地の条件で何かしらの原因で成長が遅い箇所もあり、この部分に関しては原因の解明と対策が必要で、もし腐植が少なかったりどうにも痩せている場合は堆肥や有機質の肥料の施用が必要かなと思います。

草をボーボーにして地力を上げてあげるのも有効な手段ですが、隣に迷惑をかけない程度に。

そして、原因は定かではありませんが「カイガラムシ」の被害が50本ある内1本だけという結果も得られました。おそらく窒素肥料が少ないためじゃないだろうか?と妄想しております。

無肥料は理論どおり農薬の量と散布の手間は大幅に削減できる。その年の気象と虫の発生数に応じて対策していけば生産ができます。

何がともあれこれからいろんなデータが取れていくのですが生産と経営の側面から見た場合、超長期の計画であれば成り立つのではないかと思っています。

今年の豊富として自然栽培を基礎に微生物資材やアミノ酸、とうもろこし抽出成分に酸素と葉面散布による補助肥料といった花蜂や魚類など生態系に影響がなく、土の持続可能性を前提にした環境保全型農業(ナチュラルベース)の実践にエネルギーを注いでいきます。

つまり、おいしさそのままでたくさん収穫できる!ということです。

堆肥

毎年行っている土壌診断は無施肥だったにもかかわらずほとんど施肥を必要としないほど肥えておりカリに関しては「減肥してください」なんて書いてあるくらい。

しかし、、、どんだけ肥えていてもこれがないと意味ないでしょ!?的な成分が「腐植」であり、なんとそれが低い。

腐植の役割はとても重要で中でも保肥力には欠かせないので、どれだけ肥料を撒いても腐植が無ければ流れていってしまうんです。

その腐植を増やすために必要なのが「堆肥」である。(有機物を微生物が分解する時に発生するので、厳密に言えば何もしなくても賄えますが時間と質量がかなりかかります)

畜産において日々排泄される糞尿。これらを発酵させてつくるものが「堆肥」

しかし、時間が無く日々を追われている農家に堆肥をつくっている時間なんてものは無くおまけに場所もお金もかかるとくるものですから、普通は糞尿状態の一次発酵のものを園芸農家に売るのが無常にもいつも自分が見てきたことであり、未完熟の堆肥は土の中の微生物の環境を悪化させます。(発酵途中の納豆やヨーグルトを食べた後の腸内を想像ください。)

木村さんの木村式自然栽培の要領の1項目に「アースジェネター堆肥」というものがあってその堆肥が欲しいと思いたちアース技研に質の良い堆肥を探しているんですがと電話したんです。

そしたら、即答で「豊田畜産」の堆肥が良いですよと担当者から返答がありホームページで調べたりなんやらしているうちに一度見てみたいと思い行ってみることにしたんです。

空調のなどの手の行き届いた畜舎。他の畜舎に比べて臭いがとても少ない。

健康な牛たち。接しているとなんだか心が洗われます。

仕入れ業者もしっかり管理された飼料。

とにかくすごい。同じ農業経営者として気になるのは、これだけこだわって採算が合うのか?ってところでどうしても聞きたかったのでそーっと伺ってみたら、

「初めは空回りだったんですが、今では採算が取れるようになりました。」

…経営者としても素晴らしい。

堆肥がつくられている場所へ移った第一印象は設備が充実している。すごい高そう。。

それからいろんな話をしながら一通り見学

「堆肥は造りは仕込みが大事」とまるで杜氏が日本酒を仕込むようなそんな。

一次発酵と二次発酵で10ヶ月の時を経た堆肥はどの状態でも香りが良い。

(発酵と腐敗は似て非なるもので、腐敗すると腐った臭いがしてとても嗅げるものではありません)

当然これだけこだわった堆肥を使わずにいられなく即お願いすることに。

しかしこれだけこだわっていると堆肥部門は赤字なのでは?と伺ってみると「そうです。ですが肉牛の方で賄えています。」

と、、、やっぱり。でもどうしてと?話を続けていくと、

「日々溜まっていく山積みになった未完熟の堆肥を見てどうにかしなくてはと思い始めました。」とおっしゃってくれて僕はとても素晴らしい人に巡り合えたと何かに感謝しました。

もう始めてから15年くらいでしたか経つそうで、この堆肥を使いたい園芸農家が増え今では堆肥造りの材料である糞尿が足らず他の畜産農家から仕入れているまでになっているそうです。(またしても感動)

「(微生物だったり)いろんなものが詰まっているのがいいんですよ」

と堆肥を見つめ語ってくれた姿が今でも忘れられません。こんな堆肥に出会えて幸せものです。

農園の枠を飛び越え社会という枠の中でサスティナブル(持続可能性)と環境保全型農業という循環の実践に向け取り組んでいく。

これが未来に向かっていくこれからの自分たちのテーマだと思っています。